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ブルース・ウェバー『トゥルーへの手紙』


カルバン・クラインの下着広告で一躍有名になった
写真家ブルース・ウェバー
彼が監督した映画「トゥルーへの手紙」の先行上映会へ行って参りました!
上映後、ブル−ス・ウェバーを迎えてのティーチイン(質問タイム)付き☆

10/1(土)から、渋谷シネマライズでロードショー!!
....................................

■ティーチイン(質問タイム)

初来日のブルース・ウェバー。
彼の姿を目にするのは初めて。

彼が撮る写真のイメージからは、
「スマートで繊細な感じの紳士」てのを想像していたんだけれども、
実際に登場したのは「巨漢のサンタクロース」みたいな男性。
仕種がなんともキュート。
いわゆるダディ系ですね(わかる人にはわかる。笑)

さて、お客さんとの質問タイム。
女「えーと、、私も犬が大好きです!」
女「す、映像が素晴らしくて感激しました。今も手が震えています。」
女「どんな犬を、何年飼っているんですかぁ?」などなど、
あたりさわりのない(つまらん)感想や質問が延々と続いていたんですが、
最後の最後で、聞いてはならない質問がドカンとキター!

男「今日、客席を見回すと男性客が多いですけれども、
  その事についてどう思われますか?
  あと、男と女、または犬、を撮る場合、
  気持ちの上で何か違いはありますでしょうか?」

と、さりげなく、皆が一番知りたいことを質問。

ブルース自身は、遠回しに無難な返答をしてくれましたが、
ちょっと焦っていたような感じも(笑)、、
どんな質問に対しても丁寧で、やさしく答えてくれる。
気取らない、おおらかな人でした。

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■映画:覚え書き

愛犬に手紙を書くブルース。
ハリウッド映画や子供向け映画を彷佛とさせる音楽。
水辺で優雅に走り回るゴールデンレトリバー達。
水の波しぶき。甘いジャズボーカル。ミュージカルナンバー。

うっとりするようなオープニングが過ぎると、

「名犬ラッシー」「名犬リンチンチン」等、
犬にまつわる古い映画のワンシーン(かなりの量)や、
マーティン・ルーサー・キングの演説、戦争シーンの映像などが、
彼の愛犬や日常の風景と共にパッチワークされていく。

彼の親友であるダークボガート、エリザベステーラー、ファッションモデルも登場。

水を浴びたり、庭を駆け回る青年達(土臭い透明感がイイんだなぁ♪)など
写真でたびたびモチーフになる被写体も、この映画の中で見る事ができる。

さりげない映像の連続だったけど、ブルースの持ち味を堪能できるシーンがいっぱい。
彼の写真から感じられる独特の空気感を、映像からも感じとれた。

その反面、「きれいでオシャレでピースフルな映像」だな、
という凡庸な感想以上の何かは得られなかったような気がする。私の場合。
極私的映像日記という点では、最近観た「ターネーション」と近いアプローチかな?
(両者の映像スタイルやテンションはまるで違いますが。)
戦争やテロにまつわる映像もいくつか出てきます。
反戦への強いメッセ−ジを、ことさら前面に押し出すわけでもなく
(ただし、平和への願いは伝わってくる)
穏やかに、さらさらと映像が展開していく。
ブルース自身も云っているように、寝転んで空を眺め夢見る映画。

う〜ん、、、
僕にとっては、オシャレアイテムの1つでしかないかな。
ブルース・ウェバーのコレクターアイテムとして、または
犬が好きな人、絵面にこだわる人、収集癖のある人には是非オススメするけど、
普通に映画が大好きな友達に、これいいよ、という感じで勧めたりはしないタイプの映画。


■ 連鎖キーワード

→ウィリアム・ウェッグマン
→デレク・ジャーマン『ザ・ガーデン』『ラスト・オブ・イングランド』
→ジョナス・メカス『リトアニアへの旅の追憶』
→スティーヴン・キング『スタンド・バイ・ミー』
| 映画 | 12:02 | comments(0) | trackbacks(1) |
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