知的連鎖


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インバル・ピント・カンパニー
インバル・ピント(♀)と
アブシャロム・ポラック(♂)の2人が率いる
イスラエルのダンス・カンパニー。

彼らの作風を、おおまかに形容するなら
ヘンテコで、可愛らしくて、詩情豊か。
妖しく奇妙で、どこかノスタルジック。
不可思議なビジュアルやコスチュームも楽しめます。

今回の来日公演では、
『オイスター』『ブービーズ』の2作品を観る事ができました。
ポストトークのゲストに、麿赤兒
(世田谷パブリックシアターにて)
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■ インバル・ピント・カンパニー

『オイスター』覚え書き

 例えば、、
 子供達が眠っている真夜中、
 おもちゃ箱の中の人形達が目を覚まして、こっそりと開く宴。
 (そんな童話あったよね?)
 または、迷い込んだ森の奥で密やかに催されているサーカス。
 移動遊園地。フリークスショー。
 そんなイメージを想起させる、どこか閉じられた空間を覗きこむような感覚の作品。
 どことなく妖しく、退廃的でゴシックな雰囲気も漂っていました。
 (会場には、ゴスロリファッションの女性客も。
  確かにヴィジュアル系ファンが好みそうな作風。)

 演出:
 真っ暗な舞台後方に白い壁。淡くセピア色に照らし出されている。
 その壁の中央には電飾で縁取られた四角い出入り口。
 右下方にも、小さな出入り口。
 異形のキャラクター達が、そこから出たり入ったり。

 音楽:
 小鳥達の鳴き声。
 蓄音機から流れてくる大戦間のシャンソン。ミュージック・ホール。
 レコードの溝に針がひっかかって反復するメロディ。急にストップする音。
 モンゴルのホーミーなど民族的な音楽に合わせての群舞。

 キャラクター:
 ・両腕を服の中に入れ(袖口のない燕尾服を纏い)足だけで踊る男性陣。閉塞感。
 ・ワイヤーで吊るされた女性。隣にいる男性がワイヤーの端を引っ張ると、
  ふわり宙に舞う。
  空気が入って膨らんだスカートの動きは、まるでクラゲのよう。浮遊感。
 ・手のひらと足の爪先をリボンで繋ぎ、無表情で踊るマリオネット達。
 ・拡張された腕をつけて、四つん這いで踊るキャラクター。
 ・ぼさぼさの髪のふとっちょ老婆。
 ・二人羽織の紳士。
 ・臀部に椅子がくっ付いている女性。頭から花が生えているコケティッシュな女性。
 ・(オルゴールの上に乗っかっているような) バレリーナ人形。

■連鎖キーワード
 →資生堂:マジョリカ・マジョルカ
 →楠本まき
 →ロートレック
 →マックスフィールド・パリッシュ
 →Winsor McCay『Little Nemo』
 →マグリット
 →フィリップ・ジャンティ
 →マルセル・マルソー
 →シルク・ドゥ・ソレイユ
 →ティム・バートン
 →パラジャーノフ
 →ヤン・シュワンクマイエル
 →エレファントマン
 →『ベルヴィル・ランデヴー』
 →レイ・ブラッドベリ
 →スタージョン『人間以上』
 →ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』
 →ミヒャエル・エンデ
 →Keith Carter
 →サラ・ムーン
 →ゲーム『F.F.9』
 →ゲーム『クーデルカ』


『ブービーズ』覚え書き

 子供がしゃっくりをしながら歌う「オーバー・ザ・レインボウ」。
 会場が徐々に暗くなる。幕開け。
 舞台中央に、満月を模した丸い大きな穴。
 そこから出入りするモンスター(ブービーズ)達。
 京劇のような打楽器音楽に合わせて、
 力強く繰り広げられる土着的な群舞。拡張された腕。

■連鎖キーワード

 →フィリップ・ドゥクフレ『IRIS』
 →Wayne Anderson
 →『木枯らし紋次郎』
 →『雨月物語』
 →萩原朔太郎「月に吠える」
 →ミュージカル『キャッツ』『ライオン・キング』
 →『ロッキー・ホラー・ショー』
 →暗黒舞踏
 →ゲーム『クレイマン・クレイマン』
 →ゲーム『7〜モールモースの騎兵隊』
 →ハリー・パーチ
 →クリンペライ

■関連キーワード
バットシェバ舞踏団

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ポストトーク:
インバル・ピント&アブシャロム・ポラック×麿赤兒

1:束縛された身体の動きについて
2:日本からの影響→月とうさぎ
3:作品づくりのプロセス
 →インバルは綺麗なもの、アブシャロムはグロテスクなもの担当。
  両極的な両者のアイデアを、1つの壷に投げ込んで
  かき混ぜるような感じで作っていく。
  けんかをしながらも、お互い切磋琢磨。
4:新作のテーマについて
5:舞台の1回性について
| ダンス・パフォーマンス | 23:50 | comments(7) | trackbacks(4) |
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東京では「オイスター」もやっていましたか。羨ましい。私は「オイスター」は何年か前の「大阪芸術見本市」(ちょっと呼び名が違うかもしれません)で、さわりを観ただけです。今回のアフタートークでは確かに、お月見とウサギの関連について指摘を受けたがその事は全く知らなかったと言っておられました。イスラエルのダンスは極力観に行く様にしています。コンテンポラリーダンスの牽引役を担っている所がありますね。いや、独自の路線をひた走っているというべきか。また、次回も観に行きたいと思います。関西にいつ来るかは全く分かりませんが。その点東京は良いですね。いつも必ず面白い公演が上演されているので。私は大阪人なので大阪を出るつもりはありませんが、やっぱり羨ましいです。長々と失礼を致しました。未明なので、頭がぼうっとしてだらだらと書き込んでしまいました。ご容赦下さい。有難うございました。
| かどっち | 2005/10/14 4:58 AM |
こちらからもトラックバックを付けさせていただきました。ご了解願います。
| かどっち | 2005/10/14 5:04 AM |
★かどっちさん
コメントありがとうございます!
実は私、東京に来てからまだ5年目なんです。。
出身が愛知県でして、いわゆる名古屋人。
名古屋ではダンスに触れる機会が本当に少なかったです。。
確かに、東京では色んな舞台やイベントが沢山ありますね。
選択の技術が鍛えられる場所でもあります。
| luxa | 2005/10/14 6:57 AM |
TBありがとうございます。
せっかくなのでTB返しさせていただきました。
実は私もデザイナーだったりします。
今働いてないけど(笑
| スイレン | 2005/10/14 10:36 PM |
東京に行った知人は多いです。でもなぜか私は大阪に土着しております。また覗きに来させて頂きます。宜しくお願い致します。
| かどっち | 2005/10/15 2:46 AM |
★スイレンさん
はじめまして。
デザインについてはまだまだ模索中の身ですが、
このブログでデザイン関連の記事も時々書く予定です。
スイレンさんのブログ、これからも覗きに行きますね♪
| luxa | 2005/10/15 5:37 PM |
はじめまして。
トラックバックありがとうございます。
また覗かせていただきますね♪
| nico | 2005/10/23 10:23 PM |









http://luxaxul.jugem.jp/trackback/136
一昨日の『芸術劇場』
 今回は今年9月から10月にかけて世田谷パブリックホールで行なわれた「インバル・ピント・カンパニー」の公演を放送。「インバル・ピント・カンパニー」はインバル・ピントとアヴシャロム・ポラックの二人が中心になって1994年に結成されたダンスカンパニーで、イスラエル.
| 球根栽培法 | 2005/12/13 9:29 PM |
インバル・ピント・ダンスカンパニー:ブービーズ
もう1週間近く前のことになるんだが、インバル・ピント・ダンスカンパニーのブービーズが近所の劇場に来て
| 裏帳簿 | 2005/12/11 11:55 PM |
インバル・ピント・カンパニー Oyster @世田谷パブリックシアター
たまたま立ち読みで目にしたHanakoでこの公演の記事を見て、 ゴシックで退廃的なムードがすごく気になった。 幸いパブリックシアターはご近所なので、チケット取って行って来た。 記事は流し読みしかしてなかったので、内容を把握していなかったのだけれど、 これはどうやら
| こぼれる。 | 2005/10/14 10:32 PM |
インバルピント ダンス カンパニー公演について
25日午後2時から、滋賀県は大津の 滋賀県立芸術劇場びわこホール中ホールに、 Inbal Pinto Dance Companyの来日公演、 「boobies」を観てきました。 自身の調子はあまり良くなかったのですが、 なにせ、4,000円のチケット代を 無駄にはできなかったので、少し無理し
| 白堊(はくあく)演劇人日誌 | 2005/10/14 4:59 AM |