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シンポジウム『越境するダンス』
行って来ました。

文化庁舞台芸術国際フェスティバルの特別企画。
コーディネーターは松岡正剛。
様々なジャンルの芸術家がダンスについて討論。
シンポジウム『越境するダンス』

・概要:「文化庁舞台芸術国際フェスティバル2005」特別企画シンポジウム
・日時:9/19(月・祝)
・場所:新国立劇場中劇場
・チケット料金:1000円
・時間:18:00〜22:00の4時間(約30分延長)

・コーディネーター:松岡正剛
・ゲスト&プログラム構成

  1: オープニング(映像+松岡氏)
  2: 天児牛大
  3: 木佐貫邦子(+天児牛大)
  4: 高田みどり(+木佐貫邦子)
  5: 勅使川原三郎(+高田みどり)
  6: 毛利臣男(+勅使川原三郎)
  7: 梅若六郎(+毛利臣男 +勅使川原三郎)
  8: 高田みどり、パーカッション即興演奏。
  9: まとめ、出演者全員によるディスカッション

  中央背面にスクリーン。出演者、ビデオ映像などを映す。
  1人加わったら、1人ハケる、ローテーション形式のディスカッション。

■ 覚え書き

NHK教育とかスカパーで放送されそうな予感がするけれど(撮影してたし)、
覚え書き、載せま〜す! (長いよ。もし読むなら覚悟して。笑)

2天児牛大
 ・彼の作品「影見」を映像で紹介。
 ・「鏡=影見=影を見る」。パラレルな鏡面について。
 ・天児牛大と云う名前の由来について。人形以前の厄よけシンボル??
 ・海外での評価、「原初の塑形(?)」という表現について。
 ・ワークショップで、参加者に卵を立てさせる。重力との関係性を実感させる試み。
 ・「ダンス」の語源→テンション。テンションと脱力のバランス。
 ・体を通過して出てくるもの。
 ・表現の種類について。日常→日常のデフォルメ→抽象。
 ・踊りを見る場合、床面と足の接し方を重視する。
 ・『差異と普遍性をテーマに追求していく』
  (↑生物学者の中村桂子さんも似たような事を発言していた。)

 <表面的な印象>
 落ち着いている。目が澄んでいる。物腰が柔らかい。

3木佐貫邦子
 ・作品を映像で紹介
 ・「過去の記憶から遡って振付けをしてきたが、
  最近自分の記憶以前まで辿り着いてしまった」云々(?)
 ・ソロで踊る時と、他人に振付ける場合の違い。
  「振付けの場合、自分を転写してしまう」云々(?)

 <表面的な印象>
 素直、正直、愛嬌がある。ややこしく考えない。ややグダグダトーク。
 松岡氏から、高田みどりさんが話した事についてどう思うか、と感想を聞かれても、
 「は?すみません。ボーっと聞いててわからなかったんですけど。。(会場、爆笑)」
 とマイペースな発言。至らない所を隠さないのが好印象。

4高田みどり(打楽器奏者)
 ・目の前にあるモノ、いろんな素材が発する波長を感じる。
  それがうるさく感じることも。
 ・過去の作品を映像で紹介。
  「サイバー・ミュージック」という作品では、
  パフォーマーの身体のあちこちに電極を繋ぎ、
  筋肉や脳の神経、細胞レベルの電子パルス信号を、音や光にして再現。
  その信号が再び身体へフィードバックして、身体の動きをコントロールする。
  ■ 連鎖キーワード
    →ローリー・アンダーソン「ドラム・ダンス」「ボディ・シンセ」
    →明和電機「ツクバ・シリーズ」
    →アルヴィン・ルシエ
     「a波、種々の打楽器、自動コード化リレーのための音楽」
    →藤枝守「植物文様」
 ・高野山声明とのコラボレーションについて。倍音によって聴こえてくる高音。
 ・現実では音が鳴り止んでも、想念の中で、ずっと音が鳴り響いている。
 ・免疫と自己、皮膚と外界との境目の意識を無くして自己を透明化していく。
  非・表現。
 ・人間が、音楽(歌)の要素で忘れていく順番
  詞→旋律→リズム(だけは最後まで残る)
 ・色即是空の感覚など。

 <表面的な印象>
 おっとり。理知的。生命科学、分子生物学、認知科学などにハマってそう。
 今回のゲストの中で、一番、興味深く話しを聞けた。
 思い出した本→柳澤桂子「生きて死ぬ智慧」

5勅使川原三郎
 ・作品「ラジパゲ」「KAZAHANA(編集バージョン)」の映像。
 ・「ラジパゲ」に登場するヤギについて。
 ・声を出しながら動く→自己の制御から解放される感じ
 ・緊張と弛緩。吐いてから吸う。呼吸のリズム。
 ・身体の中の浮力
 ・舞台装置、前方に物を置き、ダンサーを遮る演出について。
  遮る事で、人は、その向こう側にフォーカスをあてようとする。より集中する。
  ■ 連鎖キーワード
    →ラララ・ヒューマンステップス「アメリア」(ダンサーを遮る演出)
 ・「コンテンポラリー」という言葉に対する批判。

 <表面的な印象>
 自分が発言する言葉に対して過度に配慮していた感じ。
 なので、話がやや回りくどくなることも。
 少年っぽい好奇心と熱い気持ちも垣間見えた。好感。
 話しのグダグダ感も、彼の中での消化作業として見れば、それほど気にならない。
 「根無し草」とか定義を避けるような相対的な発言はポストモダン思想の影響かな?

6毛利臣男(舞台美術、衣装・空間デザイン)
 ・空間演出の作品を映像で紹介
 ・イッセイミヤケのショウについて。勅使川原氏への質問。
  勅使川原氏が演出したイッセイミヤケのショウでは舞台がクネクネ湾曲している。
  モデルがきれいに歩けないようにする試み。
 ・身体の尺度で空間をデザイン。日本家屋。フィートとメートル。
 ・「ポジティヴだけでなくネガティヴな面もしっかりみつめなくては」
  (by五木寛之)

 <表面的な印象>
 一見、まっとうで当り前な意見を云っているように見えて、
 実は重要なポイントを押さえている。
 素朴で明るい口調からは、おおらかな人格が伺える。

7梅若六郎(能楽師)
 ・能では、実際に目に見えるものだけでなく、
  観客の脳内で想像する事によってイメージが補完される。
 ・足の動きの遅さと、内的スピードの速さ。
 ・静寂に見える場面でも、内的にはハイテンション。
 ・勅使川原氏の質問
  前に移動するとき、意識は「後ろから押される」感じか、
 「後ろへ引っ張られる」感じか。

 <表面的な印象>
 どっしりしている。気持ちに余裕がある。

9:まとめ

 ・海外で、「日本的」と評価される事について。
  松岡氏「本人が自覚していなくとも、無意識的に日本的なるものが
      表出されるのでは」云々(?)
 ・伝統と革新。
 ・次世代への伝達。
  固定したダンスファンだけのものにせず、
  「ダンスを知らない人や子供達にも、
   ダンスと接する機会を多く作っていかなければ」云々(?)

 松岡氏「永年来の友人と出逢ったような、そんな気持ちで語り合う事ができました」
 と、やや平凡(形式的)な〆の言葉。


ふぅ〜、、4時間はツライよ。仕事の後だしさ。集中力が続かない。
いろいろ考えさせられる話もあったけれど、
帰る頃には、すっかり飛んだ(笑)
結局、だらだらと「覚え書き」「表面的な印象」しか書けなかったです。。許してね♪

........................................
追記:
前の席に座っていた男性。
浅野忠信に少し似た顔だちで、長髪を後ろで結んでいる、あのお方は誰?
ダンス関連のイベントで度々目にするんだけど、
独特の清潔なオーラを発していて、気になる存在。有名なダンサーかな?
| ダンス・パフォーマンス | 23:50 | comments(5) | trackbacks(3) |
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はじめまして、ふみです。超境するダンス行かれたんですね。気になってたんですが行けませんでした。またよかったら感想聞かせて下さいね。
| ふみ | 2005/09/21 11:58 PM |
ふみさん
コメントありがとうございます。
感想(というか覚え書き)は、
来週頭くらいに載せる予定です。よろしく♪
| luxa | 2005/09/22 6:18 PM |
luxaさん、はじめまして。先日コメントを書いていただいたAndyです。結構長くblogを書いてますが、コメントを書いてくれたのは、luxaさんが記念すべき第一号です。どうもありがとうございました。トラックバックとか、まだ意味がわからず、ただ、日記を適当に書いてるだけだったので、嬉しかったです。

luxaさんが書いてくれた、越境するダンスの話を読んで、大体内容がわかり、大変助かりました。やっぱり、面白かったようですね。ありがとうございました。僕の、適当に書いてるのと違って、他の内容も役に立つものばかりです。

Blogってのは、こうやって書くんですね。やっぱり、luxaさんおは読んでてためになるし、面白いです。
僕も、ただ書き連ねるだけじゃなくて、こうやって読むに耐えるものにしたいと思います。

とにかく、コメント第一号で感謝感激でした。
| Andy | 2005/09/24 5:50 PM |
こんばんは もう1時過ぎてますね。4時間とはすごいボリュームですね。お疲れさまでした。レポートありがたく読ませて頂きました。
こんなシンポジウムって東京を離れちゃうと観れません。すごい勉強になります。感謝です。
| ふみ | 2005/09/25 1:25 AM |
☆Andyさん
いえいえ、こちらこそ
長い文章を読んで下さってありがとうございます。

Andyさんのblog、あれで全然大丈夫だと思いますよ。
お互い(その他blogを書いている皆さん)、生活の負担にならない程度に、
無理をせず続けていけたらいいですね♪

☆ふみさん
読んで下さってありがとうございます!

リンク先まで全部読むと
かなり時間かかってしまうかも、ですね…(^^ゞ
| luxa | 2005/09/25 1:44 AM |









http://luxaxul.jugem.jp/trackback/138
越境するダンス
私もこのシンポジウムに行きました。TBさせていただきますね。
| MIHOのティータイム | 2005/09/29 6:56 PM |
越境するダンス @ 新国立劇場中ホール
行ってきましたよ。生松岡を見に。初台にある新国立劇場は初めて行きました。ちょっと早めに着いたので、中を散策。広いし、静か。これの維持費からすれば、自分の払っている税金なんてゴミみたいなもんなんだろうな...
| 暇つぶしのBlog | 2005/09/24 8:27 AM |
越境するダンス
平成17年度文化庁舞台芸術国際フェスティバルの特別企画シンポジウム「越境するダンス」を聞いてきた。 松岡正剛氏がコーディネーターとなって、様々なジャンルで活躍する芸術家6名(天児牛大、梅若六郎、木佐貫邦子、高田みどり、勅使川原三郎、毛利臣男)を集めて展開するト
| ArtsLog | 2005/09/23 11:21 PM |