知的連鎖


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ブラウン社展@AXISギャラリー


会社のお昼休みに行ってきました。入場無料。
ブラウンと云ったら、シェーバーしか知らなかった私(汗)
上の商品を見て下さい。1956年に発表されたオーディオSK4。
今見ても古くさくないでしょ?シンプルで美しい。
それもそのはず、ブラウン社の掲げるポリシーの1つに
「良いデザインは、恒久的」と云うものがあるのです。
バウハウス直系の無駄を排したデザイン。
その洗練された「引き算」の美学は、
アップル無印良品へと確実に受け継がれています。
........................................................................
ブラウン社公式サイト

展示内容

 ・バウハウス、ウルム造形大学、ブラウン社
  及び、開発に関わったデザイナー達の繋がりを
  コーポレイトカラーで色分けした相関図。
 ・ブラウン社ロゴ
 ・CI(コーポレートアイデンティティ)
 ・社内報
 ・雑誌、ポスター、写真類
 ・タイムラインに沿って並べられたブラウン社製品の数々
 ・企業理念
 ・ブラウン社に寄せられたコメント

まず、びっくりなのは、
「CI:コーポレートアイデンティティ」の概念は、ブラウン社が確立したって事!
会社のロゴ、会社の封筒、名刺、キャッチコピーなど
企業の理念や商品価値を、統一されたイメージで表す。
良い企業は、ヴィジュアル面からコンセプトが明確に伝わってくる。

そして、注目すべき点は、
そういった企業イメージを、社員達の労働の場でも徹底していく姿勢。
社報や社屋のデザイン、労働環境のすみずみまで企業理念に沿って美しく保つ。
「よいデザインは良い労働環境から生まれる」と云った感じだろうか。
これには、強く共感する。

そういえば、、
以前、NHKで放送していた 深澤直人の特集番組。
プロダクトデザイナーの深澤直人は、
事務所に来たら、まず机をしっかり拭くのが習慣だそうで。
あぁ、「良いデザインは良い環境から生まれる」
と云う理念を実践しているんだなぁ、と。
ふと、思い出した。(ちょっと脱線。。)

他、ブラウン社のポリシーの一つに
購入者が初めて商品を扱うとき、使い方に迷わないよう
パッと見てわかる形・マークのデザインをする、ってのもありまして。

  「『良いデザインは、製品をわかりやすくする』
   それは、製品の構造を明らかにする。
   さらによいのは、製品自体に語らせることができる点だ。
   ベストなのは、説明を要しない。」
   (ディーター・ラムス:デザインの10原則〜より)

ユーザビリティ、ユニバーサルデザイン、人間工学的な視点の萌芽といいますか、
この時代(1950~60年代)にすでに、このような考え方が(思想的な理念として)生まれていたのですね。

..............................................................................................................
で、この記事を書いていて、ふと思い出した事。再び。

★其の壱:
 美輪明宏
 「黒と〜灰色は〜死の色〜つまら〜ない(震)
  シ〜ンプルな建築とデザインは〜心を貧しくする。まるで〜監獄(震)」
 と、バウハウスや安藤忠雄などのモダンデザインを批判。

★其の弐:
 学生時代の先生の言葉
 「今、ユニクロを代表としてシンプルな服が流行ってますが、
  デザインにも周期があって
  シンプル→デコラティヴ→シンプル→デコラティヴ、
  と時代と共に繰り返す法則があります。」

確かに、機能性だけで装飾や遊び心が全く無いデザインに対して
「つまらない」「退屈」「人間味が無い」「冷たい」
という印象を持つ人も多くいますね。
その印象や感覚的な好き嫌いも、その人が生まれ育った時代背景や環境によって、
多くの部分が規定されているって感じもします。
理屈から導きだした正確な結論ってわけでも無さそう。
そういえば、ウィリアム・モリスの自然愛好、フラワー・ムーブメントの自然回帰など、いつの時代でも、近代化に反発する動きってみられますよね〜。(意味が違うかも。)

私の場合、頭の中がカオス状態で疲れやすいんで、
生活する環境だけは無駄を省き、刺激を少なく、機能性を重視したいタイプ。
今のところは。
雑多な都会に暮らしているから、そういうのを求めるのかもしれぬ。多分。
わからないけど。

最近のデザイン(主にプロダクトデザイン)の傾向として、
「無駄を排したミニマルなデザイン、が飽和状態に達し、
フォルムや機能の面では何も新しいモノが生まれないのでは」という考えから、
触感&質感(テクスチャー)を重視する方向へと歩み始めているみたいです。。
同僚も、やたらテクスチャー、テクスチャーと連呼します。。
肌触り、温もり、心地よさ、、、などなど、
これからは、より触覚的なセンスが必要になってくるとか。。
私もこの辺のことは気になります。模索中です。

■ 関連キーワード
 →スモール&ビューティフル:スイス・デザインの現在展
  2005年9月27日(火) - 10月23日(日)
 →HAPTIC
 →AXISビル
  (「バング&オルフセン」のヘッドフォンはここで購入〜♪愛用してます。)
| アート・デザイン・写真 | 23:58 | comments(5) | trackbacks(3) |
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| - | 23:58 | - | - |
ドイツ人はブラウンSK4に「白雪姫棺」とあで名する。Schneewittchensargと。
| Perfect Day | 2005/10/19 12:05 AM |
はじめまして。TBありがとうございました。
ブラウン展とても良かったですね。あれはゼッタイ実物を見るべきだなとおもいました。 luxaさんの書かれたエントリー勉強になる部分がたくさんありました。
これをきっかけに、またお邪魔したいと思います。
| ハオコ | 2005/10/19 12:10 AM |
★ハオコさん
コメントありがとうございます。
最近、あまりデザイン関連のリサーチしてないので
ハオコさんのブログ、参考にさせて頂きます!

★Perfect Dayさん
うわ〜本当だ〜
Googleのイメージ検索で「Schneewittchensarg」
を検索したら、いっぱい写真が出てきました(笑)
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&ie=Shift_JIS&q=Schneewittchensarg&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=&sa=N&tab=wi
| luxa | 2005/10/19 12:12 PM |
こんにちは。
最近『ブラウン社展』のカタログを渋谷のDELFONICSで見かけて、
「え〜っ、こんなのやってたんだ〜!」と驚いている私です。
さらにこちらでこんな記事になっていてびっくり。

http://seirentei.exblog.jp/8425389/
この記事の文中でリンクさせていただきました。
| ペネロープ | 2008/07/02 8:13 PM |
★ペネロープさん

返事、遅れました。
たまたま、会社の近くだったんで
ふらりと寄ったんですが、色々勉強になりました。

時計の生産中止ですか〜。。残念です。
| luxa | 2008/07/13 11:09 PM |









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| - | 2007/05/11 6:31 AM |
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| - | 2007/05/11 2:01 AM |
バウハウスについて
バウハウスバウハウス(Bauhaus)は、1919年、ドイツヴァイマル(ワイマール)の地に設立された美術(工芸・写真・デザイン等を含む)と建築に関する総合的な学校である。また、その流れを汲む合理主義的・機能主義的な芸術を指すこともある。「バウハウス」はドイツ語で
| デザインマガジン 創刊号 | 2007/04/03 11:32 PM |