知的連鎖


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安村崇写真展/印刷解体展vol.2
『安村崇写真展』(パルコミュージアム)
『印刷解体展vol.2』(ロゴスギャラリー)
を観に渋谷パルコへ。写真展では、トークショーも。
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『安村崇写真展』

1999年にキャノン写真新世紀グランプリ受賞。
初の写真集「日常らしさ」2005年9月30日発売。
安村崇、初の個展。


  フラットでカチっとした構図。
  被写体深度が深くて(パンフォーカス?)、とてもクリア。
  空間にポツっと置かれた生活用品。空間が強調される。
  よく使われる表現ですが、
  「まるで時が止まったかのような」という印象が強く残る「フリーズ感」。
  写真だから止まってるのは当たり前なんですけどね(笑)
  ひたすら止まった感じ。静止した日常。張り付けたような、
  「息」止まり感のある写真。
  でも、突然、写真のモチーフが動き出しそうな。 
  人形かと思って近づいたら「わっ!」と驚かされて実は生きていた、みたいな。
  鑞人形館とかお化け屋敷を思い出します(笑)。
  こっそりふすまを開けたら、ゴキと目が合った!みたいな「潜んでる感」。
  アレは本物かな作り物かな〜と遠くから慎重に凝視する感覚。
  タイムストップした世界に、動ける身は自分だけ、というイメージも。
  うわ〜みんな止まっちゃったよ〜、という寂しさと恐さ。
  これが、私の印象。稚拙な文の羅列だなぁ。。

  展覧会のチラシやパンフレット、写真集などに寄せられたテキストでは
  「フェイクとリアル」「ズレ」「日常と非日常の綱渡り」
  と云った言葉を用いて簡潔で的確な表現がされています。
  写真やアートを言語化する面白さと難しさを、改めて実感させられる文章です。


<トークショー>

出演:安村崇、飯沢耕太郎(写真評論家)、
   倉石信乃(横浜美術館主任学芸員)、北澤ひろみ
安村崇写真展、開催記念のギャラリートークショー。入場無料。

  あれ?まだ学生?と思わせるような若々しい風貌の安村崇。
  髪はスポーツ刈り、眼鏡&ラフな格好。どことなく齋藤孝に似ている。
  (もしくは、某団体の荒木○広報部長。)
  自分の考えを、ゆっくり率直に言葉にする。
  トークショーの進行は本展の企画者でもある北澤ひろみ。
  しかし、全体の話しを引っ張っていたのは飯沢氏。
  とても気さくな話ぶりで、日常的な言葉使いと気取らない口調が親しみやすい。
  その辺にいるあんちゃん、って感じ。
  それとは対照的に、倉石氏は気難しそうで理屈っぽい感じ。
  終始、目を伏せ下を向いていた。
  話の内容自体は、とても興味をそそられるものでした。
  (「アプリオリ」って単語を使ってたけど、なんか妙に浮いてた。
   久々に聞いた言葉。笑)

  全体の話の流れ:覚え書き
  ・90年代半ばに隆盛した(ヒロミックスなどに代表される)ガーリーフォトや
   私写真に対する懐疑の念と批判。安村氏との比較。
  ・感情的な写真と理知的で抑制された写真について。
  ・安村氏、大学までは、ほとんど写真には興味が無かったらしい。
  ・安村氏と飯沢氏は、共に日大で写真を勉強。日大のカリキュラムに関する批判。
   保守的な教育のプレッシャーに対する反発心によって、
   新しいものが生まれてくる。
  ・最近の写真の傾向。ガーディアン・ガーデンについて。
  ・写真のスタイル形成プロセスや、写真を撮る時の作為について。
   どこまでが作為で、どこまでが感覚か。操作性。演出。
   「感覚的」と云われているものも、
   実はとても論理的な要素を包含している(?)
  ・安村氏が影響を受けた写真家。ウィリアム・エグルストンについて。
  ・安村氏の写真のエッセンスについて。自身による例話。
   都会に引っ越して何年か経ち、久々に実家に帰った時の、あの「違和感」。
  ・アート展でも展示される安村氏の写真。安村氏自身は、
   自分の事を「写真家」と云うか、どうか。
   アートと写真。それを分け隔てるものは?あるのか、ないのか?
  ・写真のネーミングについて。「日常『らしさ』」「『せめて』惑星『らしく』」
   このネーミングからも、「日常と非日常」「フェイクとリアル」の往還を
   巧みに示唆しているのが見受けられる、等々。。
  ・質問タイム(割愛)←飯沢氏ノリノリ♪
   

■連鎖キーワード
 →杉本博司
 →植田正治
 →ROBERT MAPPLETHORPE
 →WOLFGANG TILLMANS
 →FRANK DARIUS
 →BERNHARD EDMAIER

蛇足:
ま、どうでもいい事なんですが、パルコミュージアムの天井を見たら
「ザ ・ ア ス ベ ス ト」な、モコモコがいっぱいありました。笑。
 
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『印刷解体展vol.2』

  アニメ「銀河鉄道の夜」の冒頭に出てくるような
  活版印刷の活字が、狭いスペースにズラ〜と並んでいました。
  学生時代に、印刷博物館や老舗の印刷会社などを見学していたので
  これといって目新しい感じは無かったかな。
  文撰作業は、けっこう好きかもしれない。
| アート・デザイン・写真 | 23:59 | comments(2) | trackbacks(0) |
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ルクサさん、トラバありがとうです。

行かれたんですね〜。
安村さんみたかったですね。
あっ飯沢さんも。
作家と作品のギャップってなかなかおもしろいものありますよね。

あっそうそうASA-CHANG&巡礼なるバンドが気になってましてというのも銀杏祭http://ginnansai.jp/に出演とあったんですが今回は残念ながら、メンバーの体調不良で中止らしいです。残念です。

東京関連はちょっと行けそうもないので、ルクサさんの「連鎖」楽しみにしてます。

| ふみ | 2005/10/21 12:13 AM |
★ふみさん
そう、今回は特にギャップがすごかったです(笑)
この展覧会&トークショーに行こうと思ったきっかけは、
ふみさんのblogの情報からでした。ありがとうございます。
ASA-CHANGに関するコメントは、以下で。
http://blog.livedoor.jp/luxa/archives/50132012.html#comments


| luxa | 2005/10/21 1:03 PM |









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