知的連鎖


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アート&テクノロジーの過去と未来
ICCにて。
仕事の後に友人K(留学生)と一緒に。

戦後の日本アーティストたちによる、
テクノロジーを使った作品の数々を紹介。
佐藤慶次郎、小杉武久、古橋悌二、岩井俊雄、
中沢潮、飯村隆彦の作品が印象に残りました。
ここでは、記憶に留めておきたい作品だけを記録。
.............................................................

古橋悌二『Lovers』1994年

 この展覧会の白眉は、
 やはり古橋悌二の『Lovers』と云う作品だろう。
 真っ暗な部屋の壁には、裸体の男女が歩いたり走ったりしている映像。
 壁の前に立って、ふと下を見ると、
 自分のぐるりに「この輪から出ないで」という英語の文字が取り囲む。
 その指示通りに、暫くその場でボーッと突っ立っていると、
 映像の裸体男性が近くに寄ってきて、私を抱きしめてくれる。
 壁には「私の影」が映っているので、映像の一部が隠れて見えなくなる。
 「私の影」と重なった「映像の彼」に抱擁される。。
 影と光が一体化する。甘美で静かなひととき。。
 もう1つ別のバージョンがある。
 男性が私の目の前で両腕を横に上げ、十字のポーズをする。
 それはまるで死を暗示しているかのようだ。
 暫くすると、その男性はそのポーズのまま後ろに倒れて消えてしまう。
 死のイメージか。
 私を抱いた男も、私の前で消滅した男も、
 私が壁の前でじっとしている間、私の背中に映っていたのだ。
 わたしとあなた。。。Lovers。。実に美しい作品である。
 →古橋悌二『memorandum』(リトル・モア)
 →「知的連鎖」関連記事:ダムタイプ・フォーラム


中沢潮(時間派)『不定形における夢幻』1963/2005年
 
 ガラスの前に立つとセンサーが反応し、
 鏡張りの真っ暗な空間で羽根がふわふわと動き出す。
 これを見た友人Kが、「反復がカオスを秩序だったものにする」
 と日本語で表現してくれて、
 ん?どういう意味かな?と思ったんだけれど、私なりの解釈では、
 「羽根が風に吹かれて宙を舞う軌跡は、ランダム(カオス状態)だが、
 そういった振るまいを、鏡の乱反射で無限反復させると、
 秩序だった美しいパターンとなる。」
 という意味合いで受け取った。なるほどね。
 →草間弥生『水上の蛍』


岩井俊雄『時間層II』1985年

 ガラスのBOXの中でクルクルと高速回転する円盤。
 その上には大量の紙(?)人形。
 それがストロボの明滅で立体的なアニメーションとなる。
 これがまた面白いの。ずっと見ていたくなるようなゾワゾワ気持ち良い動き。
 ちょっとシュール。
 なんか素直にワッ、すげー、どんな仕組みになってんの?て思う。
 3.4年前までICCに常設展示されていた、
 グレゴリー・バーサミアン『ジャグラー』と手法は似てる。
 岩井俊雄って、確か「ウゴウゴルーガ」の制作や、
 坂本龍一とコラボレーションをしてた人ですよね。
 →Peter Gabriel&Sinead O'Connor『blood of eden』PV


飯村隆彦 『タイミング1,2,3』1972年

 白い線が引かれただけの長〜いフィルム3本の映像を、
 それぞれ時間をズラしながら壁に投影する。
 ミニマル・ミュージック(初期のライヒ作品など、テープのズレ)
 の方法論を、映像でやってみた感じ。
 →スロット・マシーン
| アート・デザイン・写真 | 23:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
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